定義。

2003年9月30日 寝言
幸・不幸の定義は誰にも出来ない。自分さえも。
 
「人生はろくでもない」と不貞腐れ乍ら病床についていたら、
明け方前にやさしい気遣いの言葉が届いた。
それがうれしく、早く治りたいと思った。

大好きな人達と大好きな店で食事をした。
何処を向いても大好きな人達ばかりで、
興奮するあまり脳味噌が沸騰するかと思った。

幸せだ、と思った。

自分が幸せだということを私は知っている。
そしてその幸せの合間に悲しくなる自分に悲しくなることもある。

悲しいと思う側から自分が幸福である事を思い出す。
幸福であると思う側から悲しくなる、
いまの幸せだけでは足りないという自分の貪欲さに呆れる。

どちらか一方に定義付けしてしまうからだろう。

幸せなら幸せだと。
悲しいなら悲しいと。

他の感情が混ざり込んでしまうことに、
何か罪悪感でも感じているのだろうか。
自分ではわからない。
ただ、誰かに言い訳したい気持ちを感じる。
中途半端に見えるだろう自分を、説明したいのだ。誰かに。

幸福で悲しいし、悲しく幸福であるだけなのに。

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