病弱キャリアを積み放題だったマツゲ(遊上の弟)。
彼はどんな高熱だろうと、シャキシャキ動ける人である。

その彼も風邪を引いた。

仕事先から何故か貰ってきたマッサージチェアーの上で、
ちんまりと寝ていたのは18日の明け方。
「風邪引くよ」と散々起こしたのに頑固にも寝続けた末、
めでたくも姉と同じ夏風邪をお引きあそばされた。
揃いも揃って間抜けな姉弟である。

さて、そんな彼が熱で魘されている姉を叩き起こしたのは昼前。
「ももくし食え」という不思議な言葉と共に彼は病院から帰ってきた。

「ももくし」と聞いて、桃を想像した遊上。
だって風邪引いているし、風邪引いている時は果物だろうと。
しかし病弱歴の長かったマツゲのチョイスは

「鶏もも肉とにんにく粒の焼き鳥」であった。

風邪を引いている時に食べたいと思うシロモノであろうか。
それとも病弱歴が長いと、こうも嗜好が特殊になるのであろうか。

お母さん、あなたの息子はどんどんおかしくなっていくよ。

階下の仏壇に向かってひっそり呟く娘であった。
ちなみにその後「何か食べないと薬が飲めない」と、
マツゲに引きずられてラーメン屋に行ったらしいですよ。

ありえない。

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

最新のコメント

日記内を検索