123.

2003年8月12日 日常
あの日のことは忘れられない。
 
あの日、父はなかなか帰ってこなかった。
ようやく帰宅した父の顔は青く、
母と二人でテレビを食い入るように見ているだけだった。
遊上も弟も、並んでずっと見ていた。
普段は許されない夜更かしが出来たのに、
ちっとも嬉しくなかった。
 
翌日の朝刊は、今まで見たこともない紙面だった。
見開きに人名だけがずらりと並んだ紙面。
 
いつか忘れる日がくるのだろうか。

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