かねてからの約束で、フリスク・アキラ両氏とチロリン村パン屋巡り敢行。
フリスク氏と待ち合わせた時間に携帯が鳴る。
ぼんやり取り上げると、狼狽えたアキラの声が耳の飛び込んできた。
ア「せんぱいごめんなさい! いまからお迎えに行きます!!!」
遊「…だいじょぶ、わたしはたったいまおきました……」
どうしていつもこの2人は…。
アキラ→遊上ピックアップ→フリスクお迎えという予定が、
アキラ→遊上ピックアップ→遊上、家の鍵が見つからずパニック→
よって先にフリスクお迎え→遊上お迎え
という体たらく。
二十歳より三十路に近い女二人が。いやはや…。
ごめんね、フリスクさん。
ともあれ無事合流を果たし、遊上家近くのパン屋へゴー。
辺鄙なところにある上に狭い店内だというのに、
いつ来てもこのお店は混み混み。
アキラ・フリスク両氏を案内するだけの筈の遊上が、
ここでさっそく逆上気味にお買い物。
次に神戸屋キッチンへ。
ここでは食事をパン付きにすると、
籠に積まれた焼きたてのパンが、倦まず弛まずやってくるのだ。
しかもそれは店頭に出すためのものではなく、
食事をしに来た人達のためのパンなので、
パンがまだ熱々なことさえある。
そんな時店員さんはさっとやって来て、
天使のようなホホエミを浮かべて言うのだ。
「焼き上がったばかりです、如何ですか?」
パン好きにとってたまらないお店である。
かくてメイン(ハンバーグのミルフィーユ仕立て。おいしい)もそこそこに、
逆上したようにパンを食べてしまう三人。
「もうやめよう」
「でもまた来たら食べちゃうよ」
「もう食べられない…」
苦しむ三人。そこへ天使が、
「アップルパン、たったいま焼き上がりました」
…もうどうにでもしやがれ(自棄)。
毛穴からイースト菌を発酵しそうなほどパンを食べ、撃沈。
食後のコーヒーを飲みながら、暫く席を立てない三人。
「…しまった、水分摂ったら中で膨らむ………」
時、既に遅し。
さらに苦しむ人たち…学習能力? 無い。
本当はもう一軒パン屋を回る筈だったのだけれど、
これ以上パンを見たくない三人、そのままアキラ宅へ避難することに。
アキラと二人でフリスクさんに
「めちゃイケ岡村さんオファーシリーズ」を熱心に勧め、
フリスクさんからはお薦めCDをアキラが借り、
ケーブルテレビを見ながらひたすらダラダラする三人。
だらだらしつつ、暗黙の内に三人の目的・意思は一つ。
“ひたすらパンがこなれるまで待つのみ”
誰の感動も呼ばない結束である。
結局アキラ宅をお暇するまで、腹はこなれないままであった。
前日アキラが旦那の為に作った誕生日ケーキまで頂いたのだから、
当たり前っちゃー当たり前なんですが。
(他人様の誕生日ケーキまでたいらげている遊上って…)
そのまま家に帰ってひっくり返りたかったのですが、
ライブに行くことになっていた遊上、こなれない腹を抱えて渋谷へ。
電車がゆれると、中身も揺れるんだこれが…。
ライブはLIBERO氏の日記によく出てくる、
橋本優樹さんという人のライブでした。
恥ずかしながら遊上、一人でライブハウスでライブを見るのは初めて。
浴衣を着てソワソワしている女の子達や、
楽しそうに開演を待っている男の子達の若さに
呆然としながら会場に入りました。
そんな訳で、ここからは恒例・素人によるライブ感想です。
まず入り口で渡されて「?????」となったのが、
折ると暗闇で光るブレスレット。
渡された時はてっきりストローと思っただなんて秘密だ。
皆が申し合わせたように光るブレスレットをつけているので、
ようやく気付いたのであった。
このブレス、ライブの必需品なのであろうか。
ドリンク券を貰ったので、
カウンターで引き替えるのだろうと見当を付ける。
ウーロン茶を飲もうと思ったのに
口を開いて出てきた言葉は「カンパリオレンジください」。
何となく、ライブはお酒を飲むものだという先入観があったらしい。
ライブが始まる直前に行ったにも関わらず
(ライブハウスが分かり辛い所にあって迷子になったので。
別れたばかりのフリスクと何度もメールをして、ようよう辿り着いたんであった)
始まる気配がまったく無いので、
本当にライブがあるのかどうか不安になっていく遊上。
何処までも小心者である。
何度もチラシを見たり、周りの人の口に上る「橋本さん」という言葉で
多分開演が遅れているのだろうと自分に言い聞かせている内に開演。
ここで遊上、自分の立っている位置をどうしようか迷う。
浴衣の娘さん達の傍に行く気にもならず、
かといって若い男の子達の塊に近付く気にもならず、
しかし折角来たのに橋本さんの顔が見辛い位置も嫌だ。
目だけをキトキト動かすこと数秒、打ってつけの御仁を発見。
会社帰りらしく、スーツ姿のサラリーマン。一人。…ここだ!
怪しまれないようにスススと近付き、横へ陣取る。
前にやたら背の高い人も居なく、橋本さんもよく見える。
おまけにスタッフなのか、
ライブをビデオカメラで撮影している人の斜め後ろにもなったので、
何を映しているのかまでよく見えるときた。いい塩梅である。
好ポイントに立つことが出来た遊上、
飲んだカンパリオレンジがもう回っていくのを感じながら
初めての一人ライブ鑑賞に没頭。
気付けばあっという間に終わっていたのであった。(早)
や、ライブはとても楽しかったですよ。
スガシカオのライブへ来たのかと間違えそうなくらい、
やたら静かな人たちが多いのに驚きましたが。
皆、橋本さんが好きなんだなと分かる。
楽しそうで、嬉しそうで、体が揺れている。
だのに、とても静かなのだ。
(除く浴衣姿の娘さんたち)
「盛り上がってやー」と橋本さんが煽るも、皆笑うのみ。
シャイなあん畜生揃いである。
という訳で、楽曲そのものは楽しめたのですが、
いまひとつ乗り切れないままライブは終わってしまったのでした。
いやー、スガシカオのライブに行ったかと…しつこいか。
でも本当に楽しかった。
次もワンマンライブだったら、見に行きたいです。
サッカー見に行った時も思いましたが、ライブいいね。癖になるね。
いい気分で家路に着きました。
…アキラさんの家にまたお邪魔してからでしたが。
(パンを預かって貰っていたのでした)
明日は紅緒ちゃんとデートです。行くぜー。
フリスク氏と待ち合わせた時間に携帯が鳴る。
ぼんやり取り上げると、狼狽えたアキラの声が耳の飛び込んできた。
ア「せんぱいごめんなさい! いまからお迎えに行きます!!!」
遊「…だいじょぶ、わたしはたったいまおきました……」
どうしていつもこの2人は…。
アキラ→遊上ピックアップ→フリスクお迎えという予定が、
アキラ→遊上ピックアップ→遊上、家の鍵が見つからずパニック→
よって先にフリスクお迎え→遊上お迎え
という体たらく。
二十歳より三十路に近い女二人が。いやはや…。
ごめんね、フリスクさん。
ともあれ無事合流を果たし、遊上家近くのパン屋へゴー。
辺鄙なところにある上に狭い店内だというのに、
いつ来てもこのお店は混み混み。
アキラ・フリスク両氏を案内するだけの筈の遊上が、
ここでさっそく逆上気味にお買い物。
次に神戸屋キッチンへ。
ここでは食事をパン付きにすると、
籠に積まれた焼きたてのパンが、倦まず弛まずやってくるのだ。
しかもそれは店頭に出すためのものではなく、
食事をしに来た人達のためのパンなので、
パンがまだ熱々なことさえある。
そんな時店員さんはさっとやって来て、
天使のようなホホエミを浮かべて言うのだ。
「焼き上がったばかりです、如何ですか?」
パン好きにとってたまらないお店である。
かくてメイン(ハンバーグのミルフィーユ仕立て。おいしい)もそこそこに、
逆上したようにパンを食べてしまう三人。
「もうやめよう」
「でもまた来たら食べちゃうよ」
「もう食べられない…」
苦しむ三人。そこへ天使が、
「アップルパン、たったいま焼き上がりました」
…もうどうにでもしやがれ(自棄)。
毛穴からイースト菌を発酵しそうなほどパンを食べ、撃沈。
食後のコーヒーを飲みながら、暫く席を立てない三人。
「…しまった、水分摂ったら中で膨らむ………」
時、既に遅し。
さらに苦しむ人たち…学習能力? 無い。
本当はもう一軒パン屋を回る筈だったのだけれど、
これ以上パンを見たくない三人、そのままアキラ宅へ避難することに。
アキラと二人でフリスクさんに
「めちゃイケ岡村さんオファーシリーズ」を熱心に勧め、
フリスクさんからはお薦めCDをアキラが借り、
ケーブルテレビを見ながらひたすらダラダラする三人。
だらだらしつつ、暗黙の内に三人の目的・意思は一つ。
“ひたすらパンがこなれるまで待つのみ”
誰の感動も呼ばない結束である。
結局アキラ宅をお暇するまで、腹はこなれないままであった。
前日アキラが旦那の為に作った誕生日ケーキまで頂いたのだから、
当たり前っちゃー当たり前なんですが。
(他人様の誕生日ケーキまでたいらげている遊上って…)
そのまま家に帰ってひっくり返りたかったのですが、
ライブに行くことになっていた遊上、こなれない腹を抱えて渋谷へ。
電車がゆれると、中身も揺れるんだこれが…。
ライブはLIBERO氏の日記によく出てくる、
橋本優樹さんという人のライブでした。
恥ずかしながら遊上、一人でライブハウスでライブを見るのは初めて。
浴衣を着てソワソワしている女の子達や、
楽しそうに開演を待っている男の子達の若さに
呆然としながら会場に入りました。
そんな訳で、ここからは恒例・素人によるライブ感想です。
まず入り口で渡されて「?????」となったのが、
折ると暗闇で光るブレスレット。
渡された時はてっきりストローと思っただなんて秘密だ。
皆が申し合わせたように光るブレスレットをつけているので、
ようやく気付いたのであった。
このブレス、ライブの必需品なのであろうか。
ドリンク券を貰ったので、
カウンターで引き替えるのだろうと見当を付ける。
ウーロン茶を飲もうと思ったのに
口を開いて出てきた言葉は「カンパリオレンジください」。
何となく、ライブはお酒を飲むものだという先入観があったらしい。
ライブが始まる直前に行ったにも関わらず
(ライブハウスが分かり辛い所にあって迷子になったので。
別れたばかりのフリスクと何度もメールをして、ようよう辿り着いたんであった)
始まる気配がまったく無いので、
本当にライブがあるのかどうか不安になっていく遊上。
何処までも小心者である。
何度もチラシを見たり、周りの人の口に上る「橋本さん」という言葉で
多分開演が遅れているのだろうと自分に言い聞かせている内に開演。
ここで遊上、自分の立っている位置をどうしようか迷う。
浴衣の娘さん達の傍に行く気にもならず、
かといって若い男の子達の塊に近付く気にもならず、
しかし折角来たのに橋本さんの顔が見辛い位置も嫌だ。
目だけをキトキト動かすこと数秒、打ってつけの御仁を発見。
会社帰りらしく、スーツ姿のサラリーマン。一人。…ここだ!
怪しまれないようにスススと近付き、横へ陣取る。
前にやたら背の高い人も居なく、橋本さんもよく見える。
おまけにスタッフなのか、
ライブをビデオカメラで撮影している人の斜め後ろにもなったので、
何を映しているのかまでよく見えるときた。いい塩梅である。
好ポイントに立つことが出来た遊上、
飲んだカンパリオレンジがもう回っていくのを感じながら
初めての一人ライブ鑑賞に没頭。
気付けばあっという間に終わっていたのであった。(早)
や、ライブはとても楽しかったですよ。
スガシカオのライブへ来たのかと間違えそうなくらい、
やたら静かな人たちが多いのに驚きましたが。
皆、橋本さんが好きなんだなと分かる。
楽しそうで、嬉しそうで、体が揺れている。
だのに、とても静かなのだ。
(除く浴衣姿の娘さんたち)
「盛り上がってやー」と橋本さんが煽るも、皆笑うのみ。
シャイなあん畜生揃いである。
という訳で、楽曲そのものは楽しめたのですが、
いまひとつ乗り切れないままライブは終わってしまったのでした。
いやー、スガシカオのライブに行ったかと…しつこいか。
でも本当に楽しかった。
次もワンマンライブだったら、見に行きたいです。
サッカー見に行った時も思いましたが、ライブいいね。癖になるね。
いい気分で家路に着きました。
…アキラさんの家にまたお邪魔してからでしたが。
(パンを預かって貰っていたのでした)
明日は紅緒ちゃんとデートです。行くぜー。
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